2月10日 朝 本祭の準備
2月10日、本日は朝から本祭りの準備を行っています。
天気は良いのですが、風が大変冷たいです。
神役、先役が本祭で使う草鞋の「緒」、「乳」、「かえし」に赤い紙を貼っていきます。
別室では、中老が籠って撞木の赤と銀を巻きなおします。本祭用と稽古用の2本を造ります。
神役のお宅では、明日に備え調理や休憩場所の準備を行います。奥様方が中心となり、
神事係もお手伝いしています。
2月9日 合わせ稽古
今晩は2回目の合わせ稽古です。
昨日と同様に出発前に頭取から注意事項の伝達があります。今日から境内に人が増えてくるため、警護にはより一層の注意が必要です。
頭取を先頭にお宮へ向かいます。
今日と明日は子供会も一緒に参加するため、賑やかになります。
お宮へ着くと全員でお参りをします。
昨日と同じく額田殿にて着付けを行います。
額田殿の外では子供会も加わり、「アーカーイ」の掛け声を連呼します。
着付けが終わり、まずは天狗の登場です。
続いて赤鬼も駆け出していきます。
通しで稽古を行い、赤鬼と天狗のタイミングを合わせていきます。
両神役共昨日以上に気合の入った表情です。
藁草履の緩みが発生したため、所作の合間に素早く対処します。
無事に合わせ稽古も終了し、お宮を後にします。
公民館へ戻った後、神役のお宅まで青年がお送りします。
明日の宵祭りにて最後の合わせ稽古が行われます。
2月9日 笹取り
本日は朝から大先輩方に祭礼で使用する笹等を取りに行っていただきました。
早速飾りつけに入ります。
笹を飾り付けるための荒縄の縛り方が難しく、毎年試行錯誤しながらの作業です。
こちらも先輩方に指導を受けながら正しく締めていきます。
こちらは赤鬼の衣装を運ぶための竹です。節を削ったり面取りを行い、運びやすいように仕上げを行います。
2月8日夜 合わせ稽古
今晩からは天狗との合わせ稽古が始まります。
夜のみとなり、朝の稽古はありません。
出発に先立ち、頭取から注意事項の伝達があります。
頭取が先頭となり、列をなしてお宮へ向かいます。
飽海町の天狗が先に到着しました。
赤鬼、天狗共額田殿にて身支度を整えます。
本殿では浦安の舞の稽古が行われていました。
今日明日の合わせ稽古は、赤鬼は髪、天狗は烏帽子を着けて臨みます。
天狗が先に境内へ出てきました。
続いて赤鬼も駆け出していきます。
通しでの稽古をしながら、天狗、赤鬼双方のタイミングを合わせていきます。
三種の秘儀を繰り出します。
度重なる練習により、課題となっていた体の回し方や間の取り方は克服されています。
結界が張られ、人が入ることで広く見えていた境内がとても狭く感じます。
それぞれの位置取りも調整しながら、合わせ稽古初日は無事終わりました。
着替えをしてお宮を後にします。
公民館へ戻った後、頭取より反省点と明日の行事について連絡がありました。
明日は朝から公民館にて見通しやおのぼり建てなど祭礼の準備を行い、夜は再び合わせ稽古の予定です。
2月8日 からかいの稽古 朝
いよいよ最後の稽古となりました。
いつも通り本番と同じ動きを通しで練習します。
神役の顔付きが8日間の稽古を通して全く変わりました。
堂々として力強さがあります。
通し稽古の終盤になると息も荒くなり、厳しい表情となりますが所作が大きく崩れることはありません。
8日間を通してケガもなく無事完了したことで、先輩方も安心しているようです。
今晩からは天狗との合わせ稽古です。